ウィリアム・ウィリス
うぃりあむ・うぃりす(1837-1894)
登場回数:1作
ウィリアム・ウィリスは、幕末から明治維新にかけて日本の近代医学・医療の基礎を築き、発展に貢献したイギリス人医師(医学博士)・外交官。東京大学医学部前身・鹿児島大学医学部前身の創始者。日本に赤十字精神をもたらした。 幕末維新に駐日英国公使館の外交官・医官として来日し、東京の初代副領事になった。生麦事件をはじめ幕末の歴史的重要事件で数多くの人命を救い、日本人医師に実地指導をして西洋医学を広め、戊辰戦争で敵味方の区別なく治療をして、日本に赤十字精神をもたらした。後に、新政府の要請で東京の医学校兼病院(東京大学医学部前身)や鹿児島医学校兼病院(鹿児島大学医学部前身)の創始者となり、日本の近代医学・医療の基礎を築き、発展に貢献した。西南戦争勃発で帰国。後に、イギリス外務省からバンコクの総領事館付医官に任命され、タイ王国でも医学・医療の基礎を築き、発展に貢献した。