上田原の戦い
時期 | 1548年 |
上田原の戦い(うえだはらのたたかい)は、天文17年2月14日(1548年3月23日)に信濃国上田原(長野県上田市)で行われた、甲斐国の戦国大名武田晴信(後の信玄)と北信濃の戦国大名村上義清との戦い。家督相続以来、信濃制圧を目指して連勝を続けていた武田晴信はこの合戦で重臣と多くの将兵を失った。合戦自体は村上方にも損害が出ているため痛み分けともとれるが、それまで武田家中の中心だった板垣信方、甘利虎泰を同時に失ってしまった戦いであったため事実上の敗北といえる。この後、信濃守護小笠原長時が機に乗じて諏訪に侵攻している(塩尻峠の戦い)。上田原は、千曲川南岸に展開する段丘平野で、現在は上田原古戦場として保存されている。
痛み分け(村上軍優勢)