お田鶴の方
おたづのかた(1550-1568)
登場回数:2作
別名:椿姫
お田鶴の方(おたづのかた)は、戦国時代の女性、飯尾連龍の妻。椿姫とも呼ばれる。父は鵜殿長持(『蛇塚由来記:落城秘怨史』では父は小笠原鎮実とも)、母は今川氏親の娘で今川義元の妹または義妹である。母方の祖父は今川氏親、母方の祖母は「尼御台」と言われた寿桂尼で、今川義元は伯父、北条氏康の正室である瑞渓院は伯母、徳川家康の正室築山殿とは今川氏の同族で母同士が義理の姉妹にあたる。夫の代わりに城を守り城兵や侍女と共に徳川家康と戦った。この逸話から後世の本である『東海道五十三次:附・名数雑談』では女武者、『皇朝金鑑』では烈女の一人として称されている。