宇津木景福

偉人

基本情報

宇津木 景福(うつき かげよし)は、幕末期の彦根藩士。彦根藩士古沢六右衛門の四男。通称は六之丞(ろくのじょう)。幼名・留吉。 近江国で生まれる。文政4年(1821年)、宇津木六之丞景俊の養嗣子となり、350石の宇津木六之丞家を継ぐ。 文政10年(1827年)、江戸へ出府し、藩主・井伊直亮の使番取次となる。また在府中には梁川星巌と親交があったという。天保5年(1834年)、母衣役となったため彦根に帰り、天保12年(1841年)に物頭、弘化3年(1846年)に表用人となる。一方で相模湾の海防のため相模国に1万4600石を宛がわれ、後には相州詰長期守護として警備に当たった。かねて親交のあった井伊直弼が藩主を継ぎ、安政5年(1858年)に直弼が幕府大老に就任すると、自身は藩の公用人となり、通商条約締結のために長野主膳が外部情報を集める一方で、藩論をまとめるために奔走した。以後も長野らとともに将軍継嗣問題や安政の大獄の処理に活躍した。安政7年(1860年)、直弼が桜田門外の変で暗殺された後も藩主に就任した井伊直憲に引き続き側役として仕えた。直弼の秘書課長的な役割に任じられ、当時の様子は『公用方秘録』として記録され後世に残った。 文久2年(1862年)に藩論が尊皇攘夷に傾くと粛清の対象となり、長野らとともに彦根に捕えられて禁固、同年に処刑された。享年54。

名前宇津木景福
よみうつき かげよし
性別男性
生年1809年
没年1862年

血縁情報

ランキング

登場作品
20位/21位
2回
演者平均
176位/395位
41歳
寿命
49位/102位
53歳

出演情報

タイトル役者/年齢役名/出演回数
1963年北村和夫 宇津木景福
花の生涯当時35歳20回/全39回
2008年佐藤旭宇津木景福
篤姫当時47歳3回/全50回