島原の乱
時期 | 1637年 |
島原の乱(しまばらのらん)は、江戸時代初期に起こった江戸幕府のキリシタン弾圧に対する反乱。日本の歴史上最大規模の一揆であり、幕末以前では最後の本格的な内戦である。島原・天草の乱(しまばら・あまくさのらん)、島原・天草一揆(しまばら・あまくさいっき)とも呼ばれる。寛永14年10月25日(1637年12月11日)勃発、寛永15年2月28日(1638年4月12日)終結とされている。 島原藩主の松倉勝家が領民の生活が成り立たないほどの過酷な年貢の取り立てを行い、年貢を納められない農民、改宗を拒んだキリシタンに対し熾烈な拷問・処刑を行ったことに対する反発から発生した、江戸時代の大規模な内戦である。 鎮圧の1年半後にはポルトガル人が日本から追放され、いわゆる「鎖国」が始まった。この内戦以降、禁門の変までの約230年間、死者数が3桁に及ぶ内戦は記録されていない。これは19世紀以前の世界の他の国々では他に例がない平和の世である。
幕府軍の勝利